診療科・部門

リハビリテーション科

ご挨拶

その人らしく生きるためのお手伝いを

リハビリテーションというと運動のイメージがありますが、実際にはそれだけでなく、日常生活をよりよく送るために様々なサポートを行う診療科です。
病気やけがにより、それまでの生活が難しくなった方が、少しでもその人らしく地域社会の中で生活を送ることが出来るようにサポートいたします。

金田 好弘 (かなた よしひろ)

診療体制

4名の医師で入院・外来診療を行っています。
入院は主に脳卒中や骨折などで急性期治療後に在宅生活に戻るためのリハビリテーションを行う回復期リハビリテーション病棟を担当しています。
外来ではリハビリテーションや装具診、ボツリヌス治療、訪問診療など多方面から患者さんをサポート出来る体制をとっています。

高度な専門医療

トヨタ自動車株式会社と藤田医科大学が共同開発した歩行補助ロボット「ウェルウォーク」を使用し、脳卒中片麻痺患者さんの歩行能力・動作能力の改善に向けたリハビリテーションを行っています。

主な検査・設備

嚥下造影検査

嚥下機能を評価するためにバリウムを用いて口腔、咽頭、食道の機能を評価する検査です。この検査の結果をもとに食事や水分の形態を検討します。

嚥下内視鏡検査

内視鏡を用いて咽頭の機能を評価する検査です。この検査の結果をもとに食事や水分の形態を検討します。

神経伝導検査

神経に電気を流し、その波形を評価することで神経の障害部位や障害の種類、程度などを判断する検査です。

針筋電図

筋肉に針電極を刺入し、筋肉からの電気を記録し、その波形から障害の部位や程度、原因などを判断する検査です。

ボツリヌス治療

脳卒中などの中枢神経疾患により出現する筋肉のこわばり(痙縮)に対してボツリヌス毒素を注射することで筋肉を緩めて動作を改善する治療です。

ウェルウォーク

脳卒中片麻痺患者の歩行を支援するために開発されたロボットで、麻痺した脚のサポートを行うことで早期から歩行練習が可能です。また、慢性期の患者さんの歩行能力改善も得られます。

ReoGo-J

脳卒中等の患者さんの、麻痺側上肢の関節癒着・拘縮の予防、および関節可動域を改善することで、患者さんのADL・QOL向上を目指すロボットです。サポートの方法や負荷の強さなどを調整することでそれぞれの患者さんの症状に合わせた難易度で反復練習を行うことができます。

ドライビングシミュレータ

病気や怪我などで自動車運転を休止された方の自動車運転再開支援として使用しています。ハンドルやペダル操作だけでなく、シミュレータ上のコースを指示に沿って走ることで認知・判断など自動車運転時に必要な機能についての評価を行います。

対象疾患・診療内容

脳卒中

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の患者様に対して麻痺や嚥下障害、高次脳機能障害などを改善するようリハビリテーションを行います。

整形外科疾患

骨折、脊髄損傷、人工関節術後の患者さんに対して筋力強化、疼痛軽減のためにリハビリテーションを行います。

廃用症候群

様々な疾患により身体機能の低下をきたした患者さんに対して、身体機能改善のためのリハビリテーションを行います。

心疾患

心機能に応じた適切な負荷による運動療法を行い、身体機能の維持・改善を図ります。

呼吸器疾患

肺気腫や気管支喘息などの患者さんに対して、息切れの改善や持久力の改善などを目的として、運動療法や呼吸法の指導、日常生活動作指導などを行います。

診療実績

  • 2022年度は、2022年4月1日~2023年3月31日の実績
  • 2021年度は、2021年4月1日~2022年3月31日の実績

2022年の診療実績

脳血管疾患等リハビリテーション 25,736件
運動器リハビリテーション 17,966件
呼吸器リハビリテーション 4,015件
心大血管疾患等リハビリテーション 1,759件
がん患者リハビリテーション 196件

2021年の診療実績

脳血管疾患等リハビリテーション 27,140件
運動器リハビリテーション 18,737件
呼吸器リハビリテーション 3,600件
心大血管疾患等リハビリテーション 1,937件
がん患者リハビリテーション 280件

臨床研究

以下の研究について、当科で実施しておりますのでお知らせいたします。研究に関する問い合わせ等がございましたら、各研究詳細ページに記載している連絡先にご連絡ください。

  1. トップページ
  2. 診療部・部門
  3. リハビリテーション科