診療科・部門

内科・総合診療科

ご挨拶

地域の患者さんや介護者のニーズに応える

急性期疾患への対応と慢性疾患の治療、生活指導、在宅医療など地域の患者さんのニーズに応えるべく、全人的医療をめざして診療を行っています。
また、近年では地域包括ケア病床の充実に合わせ、一時的に在宅介護が困難となった場合に期間を設けて入院を受け入れる「レスパイト入院」を行っています。介護者の負担軽減をめざすことで、在宅医療を支えています。

診療体制

総合内科、消化器、循環器の各グループには専門医が在籍し、内分泌負荷試験、上部/下部消化管内視鏡検査や胆道系検査とそれぞれの処置、ペースメーカー交換術や心肺運動負荷試験などを実施しています。
また、兵庫医科大学病院からの非常勤医師(教授または専門医など)による、神経内科、内分泌・代謝・糖尿病内科、アレルギー・リウマチ内科、血液内科の外来診療も行っています。

高度な専門医療

定期的な医療講演会の開催を通じ、地域住民の方に病状や病態の理解を深めていただくことで、疾病予防に繋がるような情報発信を行っていきます。
内科外来では、紹介状や予約を必要としない初診患者さんを多数受け入れており、待ち時間改善のため、総合診療科診療を拡大することで、門戸の広い外来診療の充実を図っていきます。
急性期、慢性期の疾病に対する科学的理解のうえで、奉仕の精神と愛を持って地域の皆様に貢献できるように取り組んで参ります。

主な検査・設備

上部消化管内視鏡検査

食道・胃・十二指腸までの上部消化管を観察する検査です。NBIや拡大内視鏡を使用することで微小ながんの診断・病変範囲の診断を行う事ができます。

下部消化管内視鏡検査

肛門より内視鏡を挿入し、全大腸を観察する検査です。これにより、がん・ポリープ・炎症性腸疾患などの診断が可能です。

大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR))

ポリペクトミー:ポリープの茎にスネアという金属性の輪をかけて、高周波電流を流して切り取ります。主に茎のある形のポリープに用いられます。
内視鏡的粘膜切除術(EMR):粘膜の下に薬液を注入し、病変を持ち上げ、スネアをかけて切り取ります。主に茎のない平坦な形のポリープに用いられます。

胃内視鏡的粘膜下層剥離術 大腸内視鏡的粘膜下層剥離術

粘膜の下に薬液を注入し、専用の電気メスで病変の周囲の粘膜を切開し、病変を少しずつ剥離して切除します。大きな病変や、薬液で病変が持ち上がらないときなどに用いられます。

イレウスチューブ留置術

イレウスチューブと言われる長いチューブを、鼻から小腸まで入れて、溜まっている内容物を体外に排液する治療です。

内視鏡的消化管止血術

消化管から出血した際の内視鏡を用いた止血法として、①薬液を注入して止血を図る局注法、②クリップやゴム製のリングを用いた機械的止血法、③出血点を焼灼して止血を行う熱凝固法、④止血剤などの薬剤を散布する薬剤散布法などがあります。

頸動脈エコー

超音波を用いて首の血管の動脈硬化の様態を評価します。血管が塞がっていることが見つかることもあります。

トレッドミル運動負荷試験

運動をしながら行う心電図検査です。動くベルトの上を歩いたり、走ったりすることで安静時ではわからない運動による血圧や心電図の変化、症状の有無、不整脈の出現などを調べます。狭心症や運動により誘発される不整脈などが診断できます。

心エコー図検査

超音波をあてて体表面から心臓の様子をみる検査です。痛みも放射線被ばくもないですが、得られる情報は多く、心臓の形、動き、血流に関する情報が一度に確認できます。弁膜症や心筋症、先天性心疾患など多くの疾患の診断に必要な検査です。

経食道心エコー図検査

食道から心臓を観察する超音波検査です。胸壁からの心エコー検査よりもさらに詳細に心臓を観察することが可能です。

冠動脈CT

造影剤を注入し、冠動脈に狭窄仮名かどうかをCTでみる検査です。狭心症や心筋梗塞の診断、冠動脈バイパス術後の経過観察目的に行う検査です。

ペースメーカー交換術

電池が消耗したペースメーカー本体を交換します。

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